こんにちは、ばななです。
この記事では、レイ・ダリオ氏の新刊「The changing world order」を超簡潔に要約して、僕がが感じた事と投資に対する考え方を紹介していきます!
全米株式にするか全世界株式にするか迷っている人の助けになるかと思います!
The changing world orderについて
ちなみに本書の主張を要約するには僕の脳みそは圧倒的にスペック不足です。
少しでも気になった方は著書を読んでみることをオススメします。
そんな出来損ないの脳みそで無理やり要点をまとめると、
・通貨にも国にもサイクルがある
・オランダ→イギリス→アメリカと力が移ってきたように№1であり続けた国はない
・そして(ダリオ氏の主張は)次は中国がくる
になります。
通貨サイクルについて
過去を見てみると、不況のサイクルは基本的に同じサイクルで起こっている。
①金や銀(ハードマネー)が通貨になる
②ハードマネーを要求する権利を国が発行
③上記の権利書にも金銀と同じ信用が担保される(銀行が金利を付けて人に貸す)
※資産価値が上昇し、生産を向上させるのでみんなハッピー
→ブームが起き、実際にある金銀(ハードマネー)よりも請求権の額が大きくなる。
④債務危機がきてハードマネーとのリンクが切れる
⑤ハードマネーとリンクが切れたら国が上限無く通貨発行できる。
→経済を回し続ける為に通貨を発行し続ける。(金利が0%になることも)
→これ自体は悪い事ではないが、発行した通貨が生産的に使われるわけではない。
実際には別の資産で富を蓄える人が増える。
債務危機でできることは
・緊縮財政
・デフォルト
・増税
・インフレ許容
に限られる。
※金利を引き上げたり、増税はインフレ退治に有効と考えられているが、不況時にそんな決断を出来る政治家がいるとは思えない
⑥ハードマネーに立ち戻る
行き過ぎた貨幣は信用されなくなり、価値にある金や銀(や他国通貨)に立ち戻る。
※この爆発は50~75年に一度の割合で起きているとのこと。
要するに
・金と結びついていたから価値を担保されていた貨幣があった
・金とのリンクが切れて、経済を回すためにどんどん貨幣を発行する
・その分、貨幣の価値が薄まった結果どうしようもなくなる
ということですね。
帝国の興亡
オランダ→イギリス→アメリカと続き、次は中国がアメリカを抜かす傾向が見えているとダリオ氏は主張します。
米国作家マーク・トウェインが語ったとされる
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
という言葉があるように、当然全く同じことは起こらないが似たようなサイクルを辿って世界一の力を持つ国は入れ替わり続けています。
ちなみにこのあたりの話はYoutubeに動画がアップされているので本を読むことが苦手な方でもイメージを掴みやすいと思います!
まとめと今後の投資戦略
僕が感じた重要な点は以下になります。
・国は興亡する(世界一であり続けた国はない)
・債務を抱え過ぎた国は首が回らなくなる
今後どうする?
・アメリカが世界一であり続ける保証はどこにもない
・でも世界一でなくなるのがいつかはわからない
(僕が生きている間は世界一であり続ける可能性は全然ある)
・次に来るのが中国なのかも僕にはわからない
以上を踏まえて僕の考えはやはり、
・一国に集中投資をしない
これになります。
全米株投資を否定はしていませんし、僕自身もアメリカは最強だと思っています。
(レイダリオ氏だってアメリカの方ですし(笑))
ですが、『アメリカは最強だと思うが、そのポジションは取らない』という考え方がしっくりくるんです。
もちろん、アメリカを心の底から信じられる方はそれでもいいと思います。
それにいつだって予想できないことに振り回されるのが人間であり人生なので、個人は未来を予測しても意味が無いとさえ思っています。
結局、投資の事でずっと頭を悩ませるくらいだったら、自分の身の回りのことを考えた方がいいですよね。
四六時中投資の事を考えてリターンを高めるよりも、僕にとっては散歩をしたり、妻とペットの小鳥と遊んだり、読書をしている方が何万倍も価値があります。
世界秩序がどうなろうと小さなことで幸福を感じられる自分でありたいですね
最後まで読んでいただきありがとうございました。