こんにちは、バナナです!
今日はお金を使う力を軽視していませんか?ということについて解説していきます。
お金を使わずにひたすら貯蓄に回すという行為が犠牲にしているモノがあります。
それは家計簿やバランスシートには決して計上されない『可能性』です。
お金を貯めるのが上手な人は何かを我慢して節約しているわけではありません。
単にお金を出してまでやりたいことや欲しいものが大して世の中に無いというだけです。
僕はミニマリストではありませんが、世の中の人よりも無欲なので分かります。
僕は高校を卒業して大学に行かずに働き始めたので19歳で社会に出ていて、19歳の頃から毎月5万円以上+ボーナス全額を貯蓄に回していました。
昔は周りが服や飲み代等に散在する友人達を横目に毎月貯金が出来ている自分が誇らしかったです。
しかしその生活を10年続け、今ではお金持ちでは無いですがある程度貯金が大きくなってきたにもかかわらず、虚無感に襲われる時があります。
虚無感の正体は『お金を増やしても使いたい先が無い』ということです。
友人達はもしかすると貯金は僕よりも少ないかもしれませんが、服や靴という”好きなコト”があります。
この”好きなコト”というのが冒頭でお話しした『可能性』です。
そもそも人生を通して好きになれるものに出会える人はほんの一握りです。
ほとんどの人は「まぁ、好きだけど無いなら無いで我慢できる」くらいのモノしか持っていません。
ですが、何かにお金を使えば”一生夢中になれる好きなコトを見つけられる可能性”があります。
人生において「何かに出会う」という事は、年利5%でお金が増える以上のリターンです。
お金が増えれば幸せになれると思っている人は、
・お金はあるけど不幸せな人
・お金は無いけど幸せな人
がいる事を忘れていませんか?
え?そんな事、訳の分からないブロガーに言われなくても知っていますか?
ではなぜ、自分だけはお金を増やせば幸せになれると信じているのでしょう?
行動経済学の用語の中に、「自信過剰バイアス」というものがあります。
簡単に言えば、「自分は他の人とは違うから大丈夫だ」というバイアスに掛かり意思決定をすることです。
あなたは『自分ならお金があれば幸せになれる』と思い込んでいませんか?
「でもそんなこと言っても、ただお金と時間が無駄になるかもしれない。それならインデックス投資の方が確実だよ。お金を使った先で何かに出会えるかはわからないじゃん」
そうです。未来は誰にもわかりません。
だからやってみましょう。
僕は別に服や靴にお金を使えと言っているわけではありません。
僕は人生でただ夢中になれる何かに出会える可能性を
0.00001%→0%
にしたくないんです。
それは趣味かもしれませんし、仕事につながる何かかもしれませんし、まだ出会っていない親友かもしれません。
そんなことをしていると蓄財レースの最短ルートではありませんし、
お金を使わない方が”ムダ”をそぎ落とした最適な人生になり得ます。
僕は人生に意味なんてないと思っているので、論理的に考えればそもそも趣味も友人も『意味のあるモノ』ではありません。
でも僕はそれでもこれからの人生では無駄を楽しみ、回り道の先にあるモノを大切にしたいと思っています。
何があるかわからない道を進んでみる・・・
このワクワクに蓋をして資産残高を増やす行為は僕には魅力的ではありません。
あなたも気になっていることがあっても「無駄になるかも・・・」と躊躇しているのであれば、やってみませんか?
例えばこのブログも思い付きで始めただけですが、将来何かに繋がるかもしれません。
それは
・散らかった自分の思考がまとまるかもしれない
・将来お小遣い程度の収入が期待できるかもしれない
・奇跡が起きて本を出版できるかもしれない
いえ、もっと贅沢を言えば
・このブログを読んでくれた人の内一人でも共感してくれて、楽しくお金を使ってくれたり、お金を使う力について一緒に考えていける人と出会えるかもしれない
蓄財レースで勝たなくても、一緒に人生という無駄を楽しみましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。